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びまん性汎細気管支炎(DPB)に 対する「抗生剤の少量長期投与」は 耐性菌を助長する?

抗生剤を少量長期投与した場合の耐性菌出現に関する明確なエビデンスはありません。

びまん性汎細気管支炎(DPB)とは、DPBは両肺びまん性に存在する呼吸細気管支領域の慢性炎症を特徴とする呼吸機能障害をきたす疾患で、以前までは慢性気道感染の進行による呼吸不全のため不良の転帰をとることが多い疾患でした。1984年に工藤翔二氏によりDPBに対するエリスロマイシン(EM)少量(600mg)長期(6カ月以上)投与の有効性が初めて報告されてから、今日のDPBに対する14員環マクロライド療法の基本が確立され、著しい予後の改善が得られています。
14員環マクロライド系のクラリスを少量長期投与した場合の耐性菌出現に関する明確なエビデンスはなく、DPBの患者でクラリス耐性の肺炎球菌の感染が見つかることもあるのですが、これがクラリス少量長期投与の結果発生したものなのかは不明です。またDPBに対してのクラリスの長期投与が他のペニシリン系やニューキノロン系などの他剤の耐性を誘導することは知られていないと報告しているものもあります。

参考文献:Jpn J. Antibiotics 54(SA) 29-32,2001 Jpn J. Antibiotics58(2) 96-104,2005

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